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今人気、 トヨタ"ウィッシュ"のボンネットにダクトを入れてみましょう。

  
こんな感じにダクトを入れよう・・・と
いらないトランクパネルで、まずはテスト。
おお、いい感じやないの。
ところがしかし、平面的なトランクとはうって変わって
大きく弧を描いたように湾曲しているボンネットは
そうは簡単に行かなかったのです。
切って押さえると左右どちらかが浮き、どうにもなりません。
そこでもう思い切って鉄板をカットして
FRPで造る事に・・・作戦変更と相成るのでした。

まずは切った内部に発泡ウレタンでダクトの曲面を
作ります。
形取りが綺麗にできたらFRPを貼っていきます。
鉄板とFRP個の材質が違うものを接合するのがまた大変。
切りっ放しの状態でFRPを張ると密着はいいのですが
すぐに鉄板の切れ目の方が出る恐れがあります。
切り口にエッジ加工を施してFRPの層に厚みを持たせます。
長く持たせるための心遣いを忘れてはいけません。
充分に下地が出来ましたらパテで仕上げにかかります。
10cmほどの切り込み口のダクトでもこれぐらいの
ひずみが出ます。
そして穴加工です。グラインダーを慎重に入れていきます。
普通のサンダーでは手が入りません。
何とか周りを傷つけないようにガムテープで保護し
丁寧に行きます。
パテ仕上げの終わったところ。
ダクトっぽくなってきましたね~。
このついでにウィッシュのWマークも外して
残ったホールを埋めます。
初めの段階で埋めておりましたが
そのアップ画像です。
そしてペイント前のサフェーサーと言う工程です。
綺麗に下地完了ですね。

      そしてペイントしてネットを張って出来上がり。こんな感じでいかがでしょう。
しかし実際にはパテの工程何回やったかな?と言うぐらい
両端の細かいアール部分などは手が非常に入りずらく
とんでもない時間を消費したのでした。    もういや。