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MINIのルーフボックスがやってきました。
     ごく普通のルーフボックスなんですが、これを表面つるつる仕上げにして
エゲレスの国旗をいれてくれ〜。というご注文です。

BMW製になったとはいえ、やはりMINIにはユニオンジャックがドンピシャですね。

こんな何処にでもあるBOXですね。
なんか味気ないね〜。
こいつを小粋にハイカラにしてみましょう。
それが私の仕事なんですね。
まず、初めから貼ってあったステッカーなどを除去。
リベットをはずし、キーやヒンジ類をはずします。
上下バラバラに分割。
両方とも、スムージングするためにサンダーで全体を研ぎ
ざらめ模様を消していきます。
これがしんどい!しんどすぎて写真とるの忘れていました。
その後、プライマーを入れてからウレタンサフで
厚ぬりし、もひとつ平滑にしていきます。
それでも残るのがざらざら模様。
あとはそれを細目のペーパーで平らにならしていきます。
ふう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
そしてベースとなるホワイトをペイント。
きれいに塗りましょう。
ここで手を抜いた仕上げをしていると
後のラインに影響します。
出来るだけ肌をつけないようにペイントします。
さあ、後日充分乾燥してからライン入れです。
キチンと計ります。
いいかげんにやっていくと、これまた最後に
つじつまがあわなくなります。
そしてコーナー部分。
計ったとおりにまっすぐラインを引いていくと・・ありょ?
なんか曲がって見えますねエ。
う=ん、きちっと計っただけではダメなんですねえ。
ちょっと直してみましょう。

これが正解のようです。
3次元曲面の難しさですね。
最後は見た目で当たっていかなくてはなりませぬ。
そしてまたこれに苦労します。
後半分にはこうして強度確保のためのリブがあります。
普通に貼ってけばいいじゃん。と思っていましたら
なんのなんの。
とんでもなくずれていきます。
ひえ〜。何度も貼りなおしながらリブの向こうとこちらとで
つじつまを合わせていきます。
できました。
谷になった部分で、ラインテープが浮かないように
気をつけます。
少しでも隙間が出来ますと塗料は容赦なく入っていきます。
そして見切りの悪いダサいペイントになるのですね。
上から見るとこんな感じ。
テープを引っ張りながら貼ってしまうと
その時きれいに貼れていても
ペイントする頃にはみな浮いています。
気をつけましょう。
引っ張らないで貼る。これ難しいよ。
素人の人は大概やります。
まずレッドをペイント。
乾燥後、ネイビーをペイント。
もちろんレッド部分をマスキングしてからですよ。
マスキングをはがせばほらこんな
ユニオンジャックが・・。
クリヤできれいにペイント。
ひゃ〜かっこいい〜。

取り付けて完成です。わお、写りで小さく感じてしまいますが
いいかんじちゃうの!  こんなオシャレなルーフボックスないですよね。
これもし、通常通りルーフにペイントしていてその上にふつーに
ルーフボックスつけていたら・・・・・かなりイケてないことになったでしょうね。

オーナーサマのセンスに脱帽=====!
これからも皆様のおしゃれのお手伝いをしていきたいですにゃ〜。