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 ぼくはくま、くま、くま〜    くるまじゃないよ、くま、くま、くっま〜〜〜〜


いやキミどう見てもくるまやで。ステージアやで。
(ス)あい、とぅんまて〜ん。ヒッキーのファンなんです〜。
はあ? くるまのくせになにいうとんねん


ちゅうわけで今回はバンパー大改造の巻き、はじまりはじまり〜。

んで、ステージア君、キミの今回のご要望は?

(ス)へい、わたいの顔の整形をお願いしようと・・
 顔ちゅうてもバンパーなんざんすけどね。

二重にして鼻にシリコンいれたろか?

(ス)いえいえそういうわけでなく(^^;;
(ス)ひとつ予備でバンパー買いましたんで
 大改造してほしいんですわ。
 まずテープ貼ったこのラインからぶった切って
 出っ張っている左右のエアインテークをフラットに・・

なんでそんなことすんねや?

(ス)わて車高を極限まで下げますんでこんなにあご出てたら
 あきませんねん。
 あご引っ込めて全体的にフラットなおとなしい形状にしたいんですわ。
よし、ほな、ここでアゴぶった切ったで。
このエアインテークもけがいた線で一旦切るで。


(ス)へいおねがいしやす。
バリバリバリ!

スカスカになってもうたがな。
補強にとりあえずアルミフレーム入れとこか。
こうしとかんと、ふらふらのまま加工したらサイズ狂うからなあ。

(ス)よろしゅうたのんます。
表に型をはってFRPを裏打ちする。
表から貼っていくと後でとんでもなくパテ盛りセナあかんでな。

(ス)大将、考えてまんなあ。

あたりまえやんけ。何年やってる思ってんねん。
せやけどそんなのも多いんやで。
したのリップ部分を裏打ちして、エアダクトもフラット形状で
インストールしたところ。


(ス)うんうん、エエかんじ出てきましたなあ。
下部分は切りっぱなしじゃなく、元のエアロの下部分を移植してあるんやけど
ちょっとでも角度が変わると水平がでない。
元がそうじゃないから、しかたないけどなあ。

こうやって水平なパネルに置くとすきまができるやろ?


(ス)ほんまでんな〜。なんとかしてくらはい。
しゃーないなあ。
ぴしゃっと平滑な板で型取りしたるわ。

(ス)オオキニオオキニ、大将すんまへん。

しかし、キミ車のくせに口達者やなあ。大阪弁やしなあ。

(ス)わて、泉南からきましてん。ナンバーも新しくなった堺ナンバーでっせ。
どや!ぴしゃっと平面やろ!

(ス)へい!ありやとござんす! ばっちりでっせ。

元のエアロのアゴとこの平面アゴで2重アゴや!
ちょっとしたことでは割れへんわなあ。


(ス)2重アゴっちゅうのはやめてくれまへんか
一旦パテで平滑さを出しとこ。

(ス)プチスムージングでんなあ。
んで、次はどうすんねん?

(ス)ええ〜、テープの上にけがいた感じでここにダクトっぽいデザインをつけてほしいっす。
こんなかんじ?切り取るで!

(ス)へいへい、こんなかんじでおま。
ちょっとここで実車に仮付けしてみよ。

(ス)うう〜〜ん、大将すんまへん。ちょっとおおきいですわ。

どこが?

(ス)いや、下擦りそうなんですわ。なんとかしてくだはい。

なんとかって今頃どうするっちゅうねん。

(ス)いや、このテープ貼ったところからチャネリングしてもらうとか。
なぬ!ここから切って15ミリほど短くせえってか?無茶言いよんな。

(ス)おねげえしますだ。お代官様。なんとかしてくんなまし。

おめえ、なんかいろんな方言使ってないか?
せわやけるなあ。とにかくここでぶった切らなしゃーないな。
15ミリつめて、上と接着。
簡単そうやけど、いろいろRが変わって
寸法も変ってるのでつじつまあわせに時間かかるねんぞ。


(ス)へへ〜、感謝しておます。

FRPを貼ってから乾くまで、冶具をビス止めや。
むりやりっくっつけてるねんから、乾燥過程でおかしなったら困る。
これでチャネリング完成。

(ス)わあーい、ありがとう〜ござ〜ます〜。これで理想のクリアランスどす。

ほんま、おめえと話してたら疲れるわ。
やっとここのダクトデザインにもどってこれたわ。
下の面・上の面・左右の面 一つ一つ別々に作っていく。

手が入りにくくて疲れるわ。

(ス)ごくろーさんです。


こんなかんじやろ。サフェーサーいれては巣穴やラインを直しを
何回か繰り返し・・・

(ス)手間かかりまんなあ。

そりゃそーや、そない簡単なもんやない。

やっと本体の加工は終了。
今度はグリルをどうするて?


(ス)へい!下のダクト部分にノーマルを加工してほりこんどくれやす。
 ノーマルを予備で2個持ってまんねん。


ふーん、用意エエこっちゃな。
まずは、ひとつのグリルをつぶし
真ん中でチョップ!エアインテークの幅に合わせてチャネリング。
真ん中のダクトと別に
左右の短いほうのダクトにもうひとつのグリルを加工して
ステーとボンドでがっちり止める。


(ス)職人でんな。

たりめーーーーーだろうーーーが!
バンパー側も角度調整や切りかきを入れてデザインをつめる。

この辺の細かいつめにセンスの差が出るんじゃい!

(ス)へへ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最後に本来のグリルのフィッティング。

本当はバンパーに止めてあるものだが、
リインホースにステーを作って留める。

それにあわせてバンパーを少しずつ切っていきフィッティング。
はあ〜時間かかるわあ。

(ス)いよいよ形が見えてきましたなあ。
それでお次は、フェンダーの加工てか?

(ス)へい!車高の下げすぎでハンドル切ったらあたるんで
 切り上げてほしいんどす。

こんどは舞妓さんになっとる・・・・・
これぐらいか?

(ス)へい!これも15ミリほど切り上げてくんなまし。

まあエアロもそういうやろ思て合わせてあるけどな。
ここでぶった切る。
耳(折り返し)は付けとかなぺらぺらで押したら直ぐ凹むってことになるんで
ミミの分大目に残して切るのがミソ。

(ス)なるほど〜
一旦、サンダーで切り口を整え

(ス)洗車の時とかケガせんようにしてくださいね。
折込み
折った部分をパンマーと当て板で根気よくたたく。

あんまり見えないところだけど、ミミは格好良くつけないとね。

(ス)大将さすがですわあ〜。

歯が浮くってこういうことなのね。

や〜〜〜〜とこさ、完成。

(ス)ありやとござ〜ます。たくさんわがまま言いましたがいいもんできました。

あたりまえやんけ。とにかくつかれたわ〜。
しかし車高下げすぎやで、普通に走るだけでカメになっとるがな。

ステージア君、今回特別にキミの塗装にはコエンザイムQ10配合したったで!

(ス)え!ほんまでっか。ありがとうございます。ほんま感謝してます。

なはは〜  んなわけないやろ。

(ス) し、しどい シクシク