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今回はワイドツライチの究極を目指すお客様よりリヤフェンダー切り上げのご依頼です。
前にフロントは切り上げて耳をつけておりますが、
リヤはインナーがあって、鉄板がダブルになっておりますので厄介です。

このリヤフェンダーの白い線をつけた部分まで
切り上げることにしました。

今よりもっと低く、なおかつワイドホイールに換装の予定なのです。
もともとかなりツライチでべたべたでしたので
ミミをカットして折ってありました。

一旦ノーマル形状に戻してアウターをカットします。
インナーを長めに残します。これ肝心
わいど&ローにするということは
ホイールがインナーにどんどん干渉しやすくなるということですので
インナーをたたき上げ、空間をつくってやらなければなりません。
表からインナーが見えなくなりアウターよりも短くなるまで
たたき上げました。
つかれた〜。

ホイールを仮組みして幅高さをチェックします。
もう少し切り上げましょう。
これもこのあたりまで来るとmm単位で切り進めます。
アウター・インナー共に長さが決まって
たたきの終わった状態です。タイヤハウスの中です。

途中の状態でこれ位の精度をだしておかないと
後が大変です。見えないところも肝心ですね。

ここから曲げを入れて耳を作り溶接します。
左右の対照を取ったり
曲がりはじめの箇所からのRがおかしくないか慎重にチェック
う〜ん、もう2mmかな・・・
納得いくまで合わせたらミミ折に進みます。
ミミを折り進めているところ
フェンダーの造型はコンナ感じです。
ここでお気づきですね。

単に切り上げるといってもボディバランスが大幅に狂ってしまいます。
バンパーの長さ・ドアのライン
バンパーがこれぐらい出ているということは

これぐらい、ホイールハウスが広がっているということ
ドアとのラインもこの通り狭くなっています。

もちろんこのままではかっこ悪いのでそれを作ります。

このテープのラインまで、ドアの切り上げをしないとかっこ悪いよね。
ホイールハウスのラインが平行にこうやって前から後ろまで通っていなきゃ
おかしいもんね。

鉄板で作りました。
切り上げたドアも、耳を折って溶接。
はみ出しているバンパーも間を抜いてウレタン溶接
サフェーサーを入れた状態。

コンナ感じになると元通りってところですね。
サフェーサーを研いで、ドア&リヤフェンダーペイントに入ります。

ペイントが出来上がるといよいよ完成ですね。


左が施工前。右が施工後。
しかし、これステージアユーザーでもいわれなわからんのちゃウかなあ




粋彩屋の前で記念撮影



自然すぎてノーマルみたーい。