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まずはおおまかに要らない部分を切り取ります。
前にある黒いのはベンツバンパーから
いらないであろうところを切り取ったもの
ここで、何も考えずにいるとこ切ったらもうおしまいです。 |
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ちょっとかぶせてみます。
グリルもベンツのものにするので純正を外して位置を確認 |
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何回も合わせて、写真で確認していいバランスをかんがえます。
いつものことですが、ここが一番時間食うところかもしれません。
ここで全てが決まってしまいますからね。 |
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こんなかんじかなあ。もう少し前へ出そうか・・・
グリルの位置はどうか・・・・?
オーナー様は純正とほぼ同じぐらいの高さご希望だったよな。
・・・などなど |
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もチョッと切ってみましょう。
なんcmかづつ絶対切り取らなあかんやろと判断したもののみ
切り取っていきます。
これを一発で切れたらどんなに仕事が速いでしょう。 |
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かぶせてみます。
こんな感じでどうだ?
おお、いいバランスじゃないかい。
白い部分がイプサムバンパーの残る部分。
しかしちょっと残り部分が少ないのが不安。
強度的には、元のバンパーが多く残ったほうがいいですからね。
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上から見たら、こんなに隙間あいてます。
これはさっき切り取った部分をあとで溶接し作っていくしかありません。
溶接といっても鉄じゃなく、ウレタン溶接ですよ。
物を溶かしてくっつけるのを総じて溶接というのです。 |
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グリルの位置は、こんな感じです。
この隙間の開いた部分を、鉄溶接で作っていくのですね。 |
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ここで、ちょっとまて。
そのままベンツバンパーが付くやんか!
う〜んこれはすごい。すごいすごい。
まったく縁もゆかりもない車のバンパーが
長さは足りないにしてもあまり違和感なくかぶさるんですね。
マア滅多にないケース。
しか〜し、よくみたらバランスがいまいち。
そううまくいくわけないよね。
いけばめちゃくちゃ楽だったのにね〜
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んで、その後もあーだコーダと試行錯誤が半年ほど続き(うそ)
最終結論は、このバランス。
イプサムのバンパーは、ほんの少し残ります。
あ、そうそう。みてみて!
ベンツバンパーのモールのラインとイプサムのライトのラインが
見事に一致するところであわせたのよ!
すごいでしょ!
かなり近い線にきていたので、何とかしたいと思ったわけ。 |
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離れてみて、こんな感じです。よくわからん?
ベンツバンパーはオーバーハングに
アプローチアングルがまあまあ付いていますので
段差などには強い形状になりますね。 |
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ウレタン溶接していきます。
この時点で、ベンツバンパーのラインを延長して掘り進め
ライトラインにつなぎ成功です。
ヘッドライトウォッシャーもぎりぎりベンツ純正が残ります。
ホントぎりぎりで溶接です。
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そしてグリルに合わせてイプサムバンパーをカットした後に
ベンツバンパーの上部を加工しながら溶接し
グリルとのフィッティングをはかります。 |
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全ての溶接が終わると、裏の元のバンパーが重なった所や
いらない部分を取り除き、裏からも溶接していくのです
それが軽さと強さの秘密。
裏から見た状態がこれ。
ほとんど一枚物に仕上がります。
格安ショップの加工だと新旧バンパーの2重の重なりと
パテのてんこ盛りで
重い・弱い・かっこ悪いの3拍子がそろうことになります。(アハハ)
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そして柔軟性エポキシパテで成型。
このパテ高いんです。でも強いし柔軟でやわらかい。
いい材料で、きちんと仕上げたいですね〜。 |
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そして柔軟性サフェーサーで下地が完成。
純正っぽく仕上げたい。 |
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ボンネットの切り継ぎ。
ここは普通に鉄板溶接
実は形状をぴったりそろえるために
イプサムのボンネットをもう一枚用意してつぶしました。
裏の溶接もややこしい。
2重になっているし、きっているので切り口はばらばら
それを合わせて溶接するのです。 |
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そしてついでにフロントフェンダー切り上げ。
切って耳を再構築してあります。
ベンツバンパーにちょうどのラインです。 |
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仮あわせ。
う〜んまずまず。ギリギリのラインで残した
ヘッドランプウォッシャーがかっくいい。 |
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フォグランプを取り付けてソナーも取り付け |